CUBE
当ショップでボディチューンを受けたCUBEです。

CUBE前方アングル。

CUBE後方アングル。
■解説
この車の改造箇所の特徴ですが、まず、前後に大きく張り出した、
ワンオフ(一点モノ)のブリスターフェンダーと、それに合わせて、やはりワンオフの
フロントバンパー及びリアバンパーです。
それにより、キューブでは困難とされている17インチのホイールを履かせることが
可能となっています。
さらに、サイドステップをボディーと一体化させるための加工を施すことにより、
よりナチュラルにワイドボディ化を実現させています。

作業中のCUBEです。
製作過程としては、まずデザインをイメージし、ボディの何処から何センチ張り出すかを
ホイールのオフセット、タイヤの大きさにより決めます。
このキューブの場合は6pでした。
当然の事なのですが、タイヤを車両に取り付けた後、ハンドルを切ったり車両が沈んだりしても、
タイヤとボデーが干渉しない様に加工していきます。
フロント側に関しては、フェンダーのカット及び、多少の加工で済んだのですが、
リア側に関してはかなり激しい加工が必要となりました。
まず、リアフェンダーをかなり大きくカットしました。
しかし、只カットしただけではボデー剛性が落ちるので、その為の補強は勿論、
防錆処理などもしっかり施して対処します。
次に、ブリスターにする場所の塗装をサンダーで剥がし、FRPを塗りガラス繊維マットを
2枚貼り付けます。
FRPに関してですが、通常のFRPでは密着性や強度が足りず、FRPの「やせ」や振動により、
ヒビや剥がれが生じます。
その為、3液性のFRPを使用します。
通常のFRP主剤と硬化剤を混ぜ合わせると、約20分で硬化するのですが、
3液性のFRPは主剤と硬化剤だけでは、硬化するのが非常に遅いので、促進剤を使用します。
このFRPを使用することにより、完成してからのヒビや剥がれなどを
最小限に押さえることが出来ます。
FRPが硬化したら、今度はその上に発砲ウレタンを隙間なく貼り付け、左右対象に、
イメージ通りに削って形を整えます。
形が出来たら、その上にもう一度FRPを塗ります。
FRPが固まると、今度はデコボコをなくす為に、パテを盛っては削り、また盛っては削る、
の作業を繰り返す事によって、美しい平面を形成していきます。
サフェーサーも硬化剤が入るタイプを使用します。
一般的には、10%、20%、50%と有り、硬化剤が多く入る程サフェーサーの肉厚が増し、
仕上がりが良いとされています。
当社では、勿論硬化剤が50%入るサフェーサーを使用していますので、下地処理も完璧です。
バンパーですが、フロントはリップスポイラー、リアはリアアンダーを
非常に接着力の有るボンドで、前後共にノーマルバンパーに貼り付けています。
サイドはボディーとおなじ工程でフェンダーに合わせて形を作っています。
塗装に関してですが、写真では残念なことに解り辛くなってしまっていますが、
実はマジョーラ塗装が施されています。
これは、日本ペイントのマジョーラ(マッキンリー)というモノです。
角度によりホワイトをベースに、グリーン、ピンク、イエローと微妙に変化しますので、
さり気なく、ナチュラルに目立ちます。
ちなみに3コートパールなので、下地の色を変えることにより、オリジナル色も出すことも出来ます。
余談ですが、
早くパソコンモニター上で、マジョーラ塗装が再現できるようになると良いですね(^-^;。
